スーパーマリオギャラクシーで宇宙に
『スーパーマリオギャラクシー』(Super Mario Galaxy) は、任天堂開発・発売のWii専用ゲームソフト。
ついにマリオもギャラクシー(星雲、銀河系)、つまり宇宙に進出した。
「マリオシリーズ」の新作が、ついに登場した。その名は『スーパーマリオギャラクシー』。遊びの舞台はついに宇宙にまで広がったが、ニュートン力学が、アインシュタインの相対性理論になるようなことはない。つまり、舞台が宇宙に進出したから急にレベルが上がってゲームが難しくなってしまうようなことはないようだ。人によっては3〜5日もあればクリアしてしまうだろう。
「マリオシリーズ」は、いつでも、ゲームの優等生、万人が満足できるディズニー的エンターテインメントなのだ。こうした優等生的なゲームが嫌いな人には物足りないかもしれないが。
シリーズといっても、ストーリーが続いているわけではない。映画や小説で、シリーズものといえば、ストーリーが続いていくのが普通だ。
たとえば、「ダースベイダーはどうして、あそこまでグレてしまったのだろう?」というところに、シリーズの意義がある。ところが、「マリオシリーズ」では、マリオというキャラクターだけがその中心にある。マリオがいるから、マリオ作品なのだ。
配管工だったマリオがいつの間にか、カメやきのこと戦っているが、そんなの関係ねえッ!
マリオという信頼のブランド。任天堂から「自信作」という意思表示のシールが貼(は)られているのと同じ。もちろん、本作も、そのブランドに偽りはない。
食品の偽装、不当表示が続いている。「雪印乳業」、「ミートホープ」(カト吉)、「赤福」や「白い恋人」というブランドの信頼は地に落ちてしまった。加ト吉は売り上げ偽装もやっていた。
東国原知事をキャラクター化したシールが貼られたウナギが、実は台湾産だったという事件も記憶に新しいなか、任天堂の時価総額が10兆円を突破したというニュースが流れた。それは、同社が「万人に向けた、面白いゲーム」というブランドを守り通し、育てていった結果だといえる。
マリオに続いて、人類が、宇宙へと活動の場を拡げる未来になっても、マリオがいる限り、「ゲーム」という文化はなくならないであろう。
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